文献詳細
特集 小児の臨床検査
Ⅲ.検体検査
文献概要
尿中VMA (3-methoxy-4-hydroxymandelic acid)の検出は,小児悪性腫瘍の一つである神経芽細胞腫や褐色細胞腫の診断ならびに治療効果に重要な役割を持っている.
これらの細胞腫はカテコールアミン分泌腫瘍なので,神経芽細胞腫の場合,腫瘍内のカテコールアミンが活発に代謝されるため,カテコールアミン及びその代謝産物であるVMAないしはHVA (3-metoxy-4-hydroxy-phenylacetic acid=homovanillic acid)が尿中に多量排泄される.
これらの細胞腫はカテコールアミン分泌腫瘍なので,神経芽細胞腫の場合,腫瘍内のカテコールアミンが活発に代謝されるため,カテコールアミン及びその代謝産物であるVMAないしはHVA (3-metoxy-4-hydroxy-phenylacetic acid=homovanillic acid)が尿中に多量排泄される.
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