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特集 小児の臨床検査 Ⅲ.検体検査
N.血液ガス
著者: 向山徳子1
所属機関: 1同愛記念病院小児科
ページ範囲:P.1234 - P.1235
文献購入ページに移動 小児科領域においては成人に比べ脱水や電解質異常,酸塩基平衡の障害を来しやすく血液ガスの値を理解することは疾病の病態生理を知り治療に役立てるために大切である.近年になりアストラップ血液ガス分析装置,あるいは全自動血液ガス分析装置などの普及により極く微量の血液サンプルで迅速に測定されることにより小児における血液ガス測定の普及は目覚ましいものがある.小児,特に新生児においては酸塩基平衡の調節が成人と異なる面も多く,その機構を理解しかつ測定上の問題点も考慮に入れたうえで血液ガスの値を理解しなければならない.
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