文献詳細
検査メモ
文献概要
小児,新生児を対象とする検体検査では測定法の微量化と同時に検体採取,検体管理の条件が重要である1).一般に新生児の採血にはガラス毛細管(キャピラリー)を使用する場合が多い.しかし毛細管使用における問題点として,1本の採血量(約100μl)が少なく検査には数本の毛細管が必要,遠心分離まで検体調整の手間が掛かる,溶血が起こりやすい,各毛細管同士の溶血度に差がある,などの点があげられる.今回,これらの諸点に改善を加えるものとしてBecton-Dickinson社より開発された微量採血器具"マイクロテイナー"について紹介する.
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