文献詳細
特集 小児の臨床検査
Ⅳ.患児検査
文献概要
小児の心疾患を診断するには理学的所見,レントゲン写真,及び心電図は欠くことのできない三つの要である.
不整脈の診断には心電図が最優先であることは言うまでもない.しかし小児科領域では成人に見られるような複雑多彩な不整脈はそれほど多いものではない.小児の心疾患は先天性のものが大半を占めるので,その血行動態上の異常によって生じる心室,あるいは心房の負荷が肥大の形で心電図に反映される.したがって小児の心電図では肥大の判定が最も大きな問題である.
不整脈の診断には心電図が最優先であることは言うまでもない.しかし小児科領域では成人に見られるような複雑多彩な不整脈はそれほど多いものではない.小児の心疾患は先天性のものが大半を占めるので,その血行動態上の異常によって生じる心室,あるいは心房の負荷が肥大の形で心電図に反映される.したがって小児の心電図では肥大の判定が最も大きな問題である.
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