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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻11号

1977年11月発行

文献概要

特集 小児の臨床検査 Ⅳ.患児検査

A.心電

著者: 小佐野満1

所属機関: 1慶応義塾大学・小児科

ページ範囲:P.1256 - P.1260

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 小児の心疾患を診断するには理学的所見,レントゲン写真,及び心電図は欠くことのできない三つの要である.
 不整脈の診断には心電図が最優先であることは言うまでもない.しかし小児科領域では成人に見られるような複雑多彩な不整脈はそれほど多いものではない.小児の心疾患は先天性のものが大半を占めるので,その血行動態上の異常によって生じる心室,あるいは心房の負荷が肥大の形で心電図に反映される.したがって小児の心電図では肥大の判定が最も大きな問題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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