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特集 小児の臨床検査 Ⅳ.患児検査
B.心音
著者: 小佐野満1
所属機関: 1慶応義塾大学・小児科
ページ範囲:P.1261 - P.1265
文献購入ページに移動これらの小児心疾患はそのほとんどが聴診によって発見されるので,小児の診療に携わるものにとって心臓聴診は極めて重要なものである.心疾患の診療における聴診は過去20年間にとみにその重要性を増し,単に病名の診断のみならず,その疾患の重症度などまで推測しうるようになり,臨床上の価値は極めて大きくなっている.これは聴診所見を正確に記録しうる心音計の開発と,血行動態の変化を正確に捕らえる心臓カテーテル法などの進歩によるものである.
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