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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻11号

1977年11月発行

文献概要

特集 小児の臨床検査 Ⅳ.患児検査

G.基礎代謝

著者: 新美仁男1

所属機関: 1千葉大学・小児科

ページ範囲:P.1305 - P.1307

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基礎代謝測定の意義
 生体の安静時におげる新陳代謝を基礎代謝と言い,この際に消費するエネルギーの大部分は熱産生に使われている.
 甲状腺ホルモンは,ほとんどあらゆる生体の代謝に大きな影響を与えており,組織細胞での酸化を促進し,生体の酸素消費量を増す.甲状腺ホルモンの減少または過剰は,安静時の熱産生の30〜40%の部分に影響していると言われ,甲状腺ホルモンの末梢での代謝効果と基礎代謝とは密接な関係を有する.そこで基礎代謝率(BM-R)の測定は,甲状腺機能を反映するものとして古くから行われてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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