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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻11号

1977年11月発行

文献概要

特集 小児の臨床検査 Ⅴ.先天性代謝異常

A.マススクリーニング

著者: 大浦敏明1

所属機関: 1大阪市立小児保健センター

ページ範囲:P.1310 - P.1315

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 先天性代謝異常症の多くのものに精神遅滞が合併するが,そのうちのいくつかは,早期発見,早期治療によって発病を予防できることが明らかとなった.
 この場合早期とは,臨床的に知恵遅れ,神経症状などが現れる以前を意味し,これらの症状が現れてしまってからでは,いかに精力的な治療を行っても,多少とも脳に永久障害の残ることは避けられない.患者は臨床的には無症状であっても,生化学的には既に異常所見が認められるので,これを比較的簡易な方法で発見し,早期治療に結び付ける試みが,多くの疾患について研究され,一部は既に実行されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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