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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻12号

1977年11月発行

文献概要

技術解説

浸透圧の測定法

著者: 森三樹雄12

所属機関: 1佼成病院臨床検査部 2順天堂大学・臨床病理

ページ範囲:P.1432 - P.1437

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 近年,体液浸透圧が非常に簡単に測定できるようになり,尿崩症,アジソン病,脱水症,浮腫などでしばしば鑑別診断の目的に用いられるようになった.体液の総合された物理化学的性質は個々の体液成分と同様に,我々に重要なインフォメーションを与えてくれる.浸透圧(osmotic pressure)は体液の物理化学的性質を知るうえで最も良い方法の一つである.
 人体内で浸透圧が生ずるには,①体内細胞が半透膜の細胞膜を持っていること,②細胞内外で濃度差があることによる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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