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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻13号

1977年12月発行

文献概要

技術解説

細菌の長期保存法

著者: 余明順1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所菌株保存施設

ページ範囲:P.1538 - P.1548

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 細菌の形態,生理的性質,遺伝的性質を変えることなく長期間保存することは,細菌を用いた基礎的研究やその応用,あるいは病原微生物に関する研究を行うに当たってまず第一に留意しなければならない問題である.しかし一般に微生物はその世代時間が短く継代中に遺伝的な変異が起こりやすいので,なるべく長期間安定に保存できる方法を選ぶ必要がある.また細菌はその種類,性質により保存の容易なものから困難なものまで様々であり,それぞれに適した保存法を用いなければならない.長期保存の立場から従来用いられている継代培養保存法,軟カンテン法,流動パラフィン重層保存法などについては省略し,凍結及び乾燥法についてのみ以下に説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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