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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻13号

1977年12月発行

文献概要

新しい神経・筋機能検査・6

脳波の二次元表示とその臨床的応用

著者: 松岡成明1 田村潔2 上野照剛3

所属機関: 1九州労災病院脳神経外科 2九州労災病院神経内科 3九州大学・工学部電子工学科

ページ範囲:P.1589 - P.1595

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 診断検査の目的とするところは,患者に苦痛を与えず,短時間でその結果がだれにでも容易に理解できる方法があれば理想的である6)
 我々は脳波を中心に異常脳波を分析して,定量的,客観的に表現し,殊に器質的脳疾患の場合に脳障害の部位と異常脳波との関係を二次元的に表示できるならば,臨床的に,あるいは病的機構の解明に役立つであろうということで,異常脳波の抽出とその表示法を二次元的に開発した(computerized topographic display of EEG,以下CTDと略す).この方法は動的な脳波を静的に表現したもので,神経疾患の他の補助診断法,すなわち脳シンチ,脳血管写,CTスキャンなどと対比して,臨床的応用の一端を述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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