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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻13号

1977年12月発行

文献概要

編集者への手紙

Staphylococcus aureus Cowan I株菌を用いたIgM・M成分のL鎖型(κ,λ)簡易同定法

著者: 若林郁子1 兼子澄子1 内藤成子1 千藤めぐみ1 金子スミ枝1 伊瀬郁1 瀬戸幸子1 塚田理康1 松橋直2

所属機関: 1虎の門病院血清検査室 2東京大学医科学研究所

ページ範囲:P.1608 - P.1608

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 当検査室では,免疫電気泳動法を用いて,M成分のL鎖型(κ,λ)の同定を行っています.同定の際にIgGの干渉によりIgM,IgAのM成分のL鎖型(κ,λ)の同定が困難でした.IgGと結合するProtein Aを持つStaphylococcus aureusは血清中のIgGを特異的に吸収することが知られています.IgMのM成分を有する血清を下記の方法でS.aureusを用いてIgGを吸収したところ非常に良い成績を得ましたので,その方法及び代表的成績を報告します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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