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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻13号

1977年12月発行

文献概要

新しいキットの紹介

二種の逆受身赤血球凝集反応によるHBs抗原検出法の比較検討

著者: 沢部孝昭1 中山昇1 大倉久直1 向島達2

所属機関: 1国立がんセンター病院臨床検査部細菌免疫室 2国立がんセンター病院検査室

ページ範囲:P.1609 - P.1612

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はじめに
 Hepatitis B Surface抗原1)(HBs抗原)の検出は,これらに起因すると考えられる各種疾患の診断などにおいて欠くべからざる検査になっている.現在,HBs抗原の検出法としてOuchterlony法2),対向免疫電気泳動法3)(IES),一元免疫拡散法2,4)(SRID),逆受身赤血球凝集反応5,6)(Reversed Passivehemagglutination;RPHA),ラジオイムノアッセイ7,8)(RIA)が行われており,特に後二者,すなわちRPHA,RIAが高感度なため,HBs抗原検索に用いられている.
 一般にRPHAの感度がRIAとほぼ匹敵することから,RIAの施設を有しない場合にはRPHAが用いられており,これにはAuscell9)と最近開発されたReve-rsecell10)の二者がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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