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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻2号

1977年02月発行

文献概要

カラーグラフ 皮膚の真菌症・Ⅱ

フザリウム肉芽腫—付・フザリウム全眼球炎

著者: 赤木正志1

所属機関: 1八尾市立病院皮膚科

ページ範囲:P.122 - P.123

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 Fusariumは植物病原菌として有名な真菌であるが,人に感染することはほとんどない.しかし我が国でも角膜真菌症あるいはoph-thalmomycosisの起炎菌としていくつかの報告がある.皮膚表面から分離されることはよくあるが,その多くは雑菌的な分離である.Fusariumによる内臓感染の報告はないので,極めて表在的にしか寄生しえないものと思われるが,皮膚感染例の報告は外国にもあり,またここに示すような特殊な組織型を持つ感染例が認められているので,その予備知識を持っていることは必要であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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