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カラーグラフ 皮膚の真菌症・Ⅱ
フザリウム肉芽腫—付・フザリウム全眼球炎
著者: 赤木正志1
所属機関: 1八尾市立病院皮膚科
ページ範囲:P.122 - P.123
文献購入ページに移動 Fusariumは植物病原菌として有名な真菌であるが,人に感染することはほとんどない.しかし我が国でも角膜真菌症あるいはoph-thalmomycosisの起炎菌としていくつかの報告がある.皮膚表面から分離されることはよくあるが,その多くは雑菌的な分離である.Fusariumによる内臓感染の報告はないので,極めて表在的にしか寄生しえないものと思われるが,皮膚感染例の報告は外国にもあり,またここに示すような特殊な組織型を持つ感染例が認められているので,その予備知識を持っていることは必要であろう.
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