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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻2号

1977年02月発行

文献概要

Laboratory Instrumentation

心電計

著者: 渡辺泰治郎1 桜井隆2

所属機関: 1フクダ電子㈱管理本部 2フクダ電子㈱本郷事業所

ページ範囲:P.214 - P.217

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 心電図(検査)記録は一般外来のほか,救急時,手術中,重症患者監視,集団検診などの健康管理にと幅広く用いられるようになり,もう特殊な検査ではなくなった。このように数多く使われるようになった理由の一つに,心電計の性能が大幅に向上して,いつでも安心して使えるようになったことをあげるができよう.
 このために,その取り扱い方や心電図を記録するための教育や,特別な訓練を受けなくても数回の練習だけで,だれにでも気軽に操作できるようになった.それだけに時々読めない心電図が発生する.読めない心電図ではいくら記録しても役に立たないし,心電図と言うことはできない,なぜそうなるかの原因には大きく分けて二つあるが,一つは心電計そのもの(hard)の不具合を知らずに使っている.もう一つは,心電計の取り扱い方と,被検者を含めた周辺(soft)の問題とがあげられる.そこで日常心電計を使いながらその性能を点検し,異常を早期に発見し,それを整備して,常に読める心電図を記録するための,心電計の扱い方とチェックのポイントを記してみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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