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技術解説
Laurell定量的免疫電気泳動法
著者: 河合忠1 河合式子1
所属機関: 1自治医科大学・臨床病理
ページ範囲:P.366 - P.373
文献購入ページに移動 ゲル内沈降反応は,抗原または抗体分子がゲル状支持体の中で反応し沈降物を形成する現象を言う.このとき,反応する分子がゲル状支持体を物理的拡散によって移動する場合を免疫拡散法(immunodiffusion)と呼び,反応する分子が電気泳動によって移動する場合を電気免疫沈降法(electroimmunoprecipitation)と呼ぶ.後者は,電気免疫拡散法(electroimmunodiffusion)と呼ばれているが,Laurellはこの言葉に反対しており,また以前にこの名で呼ばれた特定の方法があることから,著者は電気免疫沈降法という言葉を提唱したい.
1953年Grabar and Williamsは電気泳動法と免疫拡散法を組み合わせた免疫電気泳動法(immunoelectrophoretic technique)を報告し,タンパク質の分析に画期的な進歩をもたらした.しかし,この方法は定量性に乏しく,現在でも定性的な目的に用いられている.
1953年Grabar and Williamsは電気泳動法と免疫拡散法を組み合わせた免疫電気泳動法(immunoelectrophoretic technique)を報告し,タンパク質の分析に画期的な進歩をもたらした.しかし,この方法は定量性に乏しく,現在でも定性的な目的に用いられている.
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