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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻5号

1977年05月発行

文献概要

技術解説

スライドの作り方

著者: 中澤淳1

所属機関: 1千葉大学・第2生化学

ページ範囲:P.475 - P.483

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 学術講演会にはスライドの映写がつきものである.最近幾つかの学会で,示説方式が採用されているが,講演方式もまだ多く,分かりやすい良いスライドを作ることがいつも要求されている.多くの人がそうしているから,ただ物真似でスライドを作っている人が多いようであるが,作る前には一体何のためにスライドを使うのかということから根本的に考えたうえで取り掛かりたいものである.そうしないと,スライドは見にくく,内容が理解されないうちに話が終わってしまい,ただ人の前で話をしたという演者の自己満足だけが残るということになりかねない.
 筆者は生化学が専攻であって,取り扱う材料,内容は臨床検査に携わる入たちとはかなり違う.しかし,良いスライドを作るうえでの基本的心構えは共通のものがある.日ごろ教室内で議論しているこの問題をそのまま書くことから始めたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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