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カンジダ検出の簡易法—Microstix-Candidaの有用性
著者: 阿部美知子1 高木千鶴1 鈴木明1 久米光2
所属機関: 1北里大学臨床検査部細菌室 2北里大学病理
ページ範囲:P.551 - P.555
文献購入ページに移動腟壁のびまん性発赤ないし腫脹を伴った掻痒を主訴とする外陰門腟炎は,糖尿病患者や,妊産婦に多い.その起炎菌として,トリコモナス原虫,カンジダ,大腸菌及びヘモフィルスなどがあげられるが,特に大量の抗生物質が投与された際には,菌交代現象に基づくカンジダ性腟炎が高頻度に見いだされる.
起炎菌の種類によって腟炎の治療方法が大きく異なるため,検査材料からの病原体の分離及びその同定は確実に行われねばならない.
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