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トロンビン時間法によるフィブリノゲン定量法の検討
著者: 小林柾樹1 森田久1 小栗隆2
所属機関: 1愛知医科大学中央臨床検査部 2愛知医科大学第2内科
ページ範囲:P.556 - P.558
文献購入ページに移動出血性素因の検査として,フィブリノゲンの定量はルーチン検査において不可欠なものである.従来より定量法としては,血漿に塩化カルシウム溶液またはトロンビン溶液を添加した後,いったんフィブリノゲンを形成させ,このフィブリン量を秤量する方法1),あるいは,得られたフィブリンをNaOHにて加水分解し,フェノール試薬にて発色させて,比色・測定しチロジン量より定量する方法1)が,一般に実施されている.
また,このほかフィブリノゲンの免疫抗体である抗フィブリノゲンを用いる免疫学的な方法2,3)や,フィブリノゲンがトロンビンによってフィブリンに変換される時間を測定することによりフィブリノゲンを定量する方法4〜6)などがある.
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