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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻8号

1977年08月発行

文献概要

カラーグラフ

細胞診とコンタミネーション

著者: 平田守男1 五嶋成博2

所属機関: 1癌研究会付属病院細胞診断部 2大阪血清微生物研究所細胞診

ページ範囲:P.814 - P.815

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 細胞診標本に異物が混入(コンタミネーション)する例は意外と多い.しかし,異物の混入は細胞診に限られたことでなく,臨床検査の各分野にも起こりうるもので,コンタミの特徴は検体の種類を問わない点にある.その大半は成書にも明確な記載はなく,私たちは専門家の意見を求めて走り回ったり,なおかつ不明の異物として処理するより方法がないのである.異物の形態は癌細胞や虫卵などと酷似するものがあり,その鑑別は重要であると考える.
 なお特に花粉の同定に多大のご協力をいただいた佐藤重雄技師(雄勝中央病院)に深謝する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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