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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻8号

1977年08月発行

文献概要

技術解説

HLA検査法Microlymphocyte Cytotoxicity Test

著者: 長谷川恒彦1 岩城裕一1 和田寿郎2 林喬義3

所属機関: 1札幌医科大学微生物学兼第2外科学 2札幌医科大学・第2外科学 3札幌医科大学・微生物学

ページ範囲:P.817 - P.825

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 ヒトリンパ球上のHLAは組織適合性抗原として臓器移植の臨床に広く用いられているばかりでなく,近年,ある種の疾患とHLAとの相関が認められるに至り,疾病の診断学の分野へもその応用範囲が広がってきている1)
 HLAの検索に当たってはmicrolymphocyte cytotoxicityテスト法が再現性においても優れており,また,そのテスト手技も比較的簡単なことから現在最も広く用いられている2,3).以下,我々が行っているリンパ球分離精製法,micro-lymphocyte cytotoxicityテスト手技,及び抗血清のHLA特異性の分析法などについて述べるとともに,HLA検索に必要な試薬ならびに器具などについても付記する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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