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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻9号

1977年09月発行

文献概要

カラーグラフ 皮膚の真菌症・Ⅳ

癜風

著者: 赤木正志1

所属機関: 1八尾市立病院皮膚科

ページ範囲:P.928 - P.929

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 本症の原因菌はMalassezia furfurとして知られている.落屑中に明らかにその姿が認められるにもかかわらず培養が不可能であり,病原菌決定のためのKochの原則を充足できない病原菌として有名であった.しかし1951年にGordonがサブロー培地にオレフ油を重層することによって好脂性酵母のPityrosporumを分離し,これが癜風の原因菌であることを指摘して以来,多くの研究が重ねられた結果,今日ではこれが癜風菌そのものであることについて研究者の合意はほぼでき上がったとみるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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