文献詳細
技術解説
マイコプラズマの分離と同定
著者: 小林園子1 帖佐浩2 本間遜3
所属機関: 1東京大学医科学研究所細菌研究部 2東京大学医科学研究所微生物株保存施設 3東京大学医科学研究所・細菌研究部
ページ範囲:P.931 - P.940
文献概要
このMycoplasmaの研究の発展の途上で1935年Klienebergerはラットの咽喉に常在するStrepto-bacillus moniliformisが培地上でPPLOと同様の小さい集落を作ることを見出し,PPLOの汚染ではないかと考えた.ところが,Dienesはこれが一般の細菌のほとんどが環境に応じてとる生態としてのL-formであることを証明した.
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