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研究
チモールフタレイン便潜血反応の検討第2報
著者: 佐藤榮良治1
所属機関: 1丸玉産業KK津別病院検査室
ページ範囲:P.1001 - P.1003
文献購入ページに移動緒言
著者は便の潜血反応にチモールフタレイン法が有用であり,濾紙による簡易検査としても使用可能であることも報告した1).その後簡易化について引き続き検討を重ねてきたが,濾紙に試薬を滴下すると水酸化ナトリウムの影響で濾紙が波状に変形して,過酸化水素水を滴下すると塗抹面に十分広がらず,くぼみの部分に集まったり,濾紙の外にはみ出して流れ出るなどの不都合があった.そしてそれが検査成績にも影響するように思われた.一方,試薬調製の際に加熱脱色を長時間行わなければならないなどの不便な点もあるので,新しい組成を工夫した.またヘマテスト及びグアヤック反応と,著者が既に報告したチモールフタレイン法との4法についての比較を行ったので報告する,既に報告した簡易検査法に比較して,新組成の試薬による方法はある程度改善されたものと思われ,諸賢のご教導を仰ぐ次第である.
著者は便の潜血反応にチモールフタレイン法が有用であり,濾紙による簡易検査としても使用可能であることも報告した1).その後簡易化について引き続き検討を重ねてきたが,濾紙に試薬を滴下すると水酸化ナトリウムの影響で濾紙が波状に変形して,過酸化水素水を滴下すると塗抹面に十分広がらず,くぼみの部分に集まったり,濾紙の外にはみ出して流れ出るなどの不都合があった.そしてそれが検査成績にも影響するように思われた.一方,試薬調製の際に加熱脱色を長時間行わなければならないなどの不便な点もあるので,新しい組成を工夫した.またヘマテスト及びグアヤック反応と,著者が既に報告したチモールフタレイン法との4法についての比較を行ったので報告する,既に報告した簡易検査法に比較して,新組成の試薬による方法はある程度改善されたものと思われ,諸賢のご教導を仰ぐ次第である.
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