文献詳細
Laboratory Instrumentation
文献概要
現在臨床化学領域では少量の検体で多項目の検査をすることが要望されている.10年前までは1項目当たり0.1〜1.0mlの検体必要量であったが,現在では測定法の改良,比色計の精度の向上などで検体必要量は1項目当たり0.02〜0.05mlに,更に0.01ml (10μl)以下になりつつある.そのため血清のような粘稠性のある検体を10μl以下の超微量でいかに迅速かつ正確,精度良く採取するかが大きな問題となってきている.これらの問題を解決してくれるものとして最近注目されてきている自動希釈器がある.
そこでこの自動希釈器について使用上の問題点などを中心に解説する.またディスクリート方式の自動分析機に付属しているサンプラーも自動希釈器の一種であるのでこれも含めて述べる.
そこでこの自動希釈器について使用上の問題点などを中心に解説する.またディスクリート方式の自動分析機に付属しているサンプラーも自動希釈器の一種であるのでこれも含めて述べる.
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