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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻9号

1977年09月発行

Laboratory Instrumentation

自動希釈器

著者: 藤川淳1 仁科甫啓2

所属機関: 1朝日生命成人病研究所臨床検査科 2虎の門病院生化学科

ページ範囲:P.1016 - P.1019

文献概要

 現在臨床化学領域では少量の検体で多項目の検査をすることが要望されている.10年前までは1項目当たり0.1〜1.0mlの検体必要量であったが,現在では測定法の改良,比色計の精度の向上などで検体必要量は1項目当たり0.02〜0.05mlに,更に0.01ml (10μl)以下になりつつある.そのため血清のような粘稠性のある検体を10μl以下の超微量でいかに迅速かつ正確,精度良く採取するかが大きな問題となってきている.これらの問題を解決してくれるものとして最近注目されてきている自動希釈器がある.
 そこでこの自動希釈器について使用上の問題点などを中心に解説する.またディスクリート方式の自動分析機に付属しているサンプラーも自動希釈器の一種であるのでこれも含めて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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