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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻10号

1978年10月発行

文献概要

Laboratory Instrumentation

マイクロカロリーメーター

著者: 須藤三都歳1

所属機関: 1㈱アムコ科学機械部

ページ範囲:P.1138 - P.1141

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 生物体は非常に多種類のタンパク質,核酸,多糖類,脂質その他の高分子,低分子量物質から構成されており,これらの物質はそれぞれ特異的な構造と反応性をもって細胞下構造,細胞,組織,更に生物個体を作り上げ,代謝,生長,運動などの生物活性を維持するための反応を行っている.これらの反応にはエネルギーの変換と流れが伴うので,エネルギーの出入の直接定量を行う熱測定は生体エネルギー論の一つの重要な研究手段である.
 マイクロカロリーメーター(LKB社)にはフロー型,アンプル型,バッチ型があり,幅広い種類の試料に対して使用可能に設計されている.反応熱,結合熱,混合熱,希釈熱などのマイクロカロリー量の熱測定に適し,生化学方面においてはタンパク質—タンパク質間結合反応,酵素活性反応,抗原—抗体反応,酵素—基質間反応,酵素—阻害物質間反応,代謝熱測定に使用できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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