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文献概要
特集 酵素による臨床化学分析 総論
2.酵素試薬の扱い方
著者: 村地孝1
所属機関: 1京都大学,中央検査部
ページ範囲:P.1180 - P.1184
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どのような分析法でも,その実施者は分析法の原理や試薬の反応性などについて基礎知識を持っていなければならない.酵素を利用した臨床化学分析もその例外ではない.それどころか,ここでは酵素という触媒を試薬として用いるという特殊な事情があるので,酵素についての一般的な知織の習得も必要とされるのである.
また酵素的分析法はまだ発展途上にあるので,日常検査に携わる技術者が,自ら新しい方法を考案したり,あるいは既にある方法をかなり大幅に改良したりする機会が多い.このようなときに,単に個々の反応系だけでなく,酵素と酵素反応一般に思いをいたして,根本的に考察しなおさなければならない場合も多いと思われる.
どのような分析法でも,その実施者は分析法の原理や試薬の反応性などについて基礎知識を持っていなければならない.酵素を利用した臨床化学分析もその例外ではない.それどころか,ここでは酵素という触媒を試薬として用いるという特殊な事情があるので,酵素についての一般的な知織の習得も必要とされるのである.
また酵素的分析法はまだ発展途上にあるので,日常検査に携わる技術者が,自ら新しい方法を考案したり,あるいは既にある方法をかなり大幅に改良したりする機会が多い.このようなときに,単に個々の反応系だけでなく,酵素と酵素反応一般に思いをいたして,根本的に考察しなおさなければならない場合も多いと思われる.
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