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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻11号

1978年11月発行

文献概要

特集 酵素による臨床化学分析 定量法各論

1.グルコース

著者: 三輪一智1 豊田行康1 奥田潤1

所属機関: 1名城大学薬学部臨床生化学教室

ページ範囲:P.1232 - P.1261

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はじめに
 臨床化学検査におけるグルコースの測定は,糖尿病その他の疾患の診断・治療に欠くことのできない検査であり,またD-グルコースはすべての動植物,微生物に含まれ,我々にとって必須の栄養素であることからこれまでに数多くの測定法が開発・改良され,使用されてきた.近年,酵素反応の特異性と温和な反応条件が注目され,グルコースオキシダーゼやヘキソキナーゼなどを用いる酵素的グルコース測定法が臨床化学検査に取り入れられ,その有用性が広く認められてきている.
 本章においてはグルコースの酵素的定量法について,その種類別に測定原理を概説し,それらの問題点について述べるとともに,特に重要な測定法については詳しい説明を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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