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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻11号

1978年11月発行

文献概要

特集 酵素による臨床化学分析 定量法各論

9.無機リン,重炭酸,クエン酸,アミノ酸

著者: 溝口香代子1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1339 - P.1344

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はじめに
 酵素を用いた臨床化学分析は,①緩和な反応条件で分析できること,②酵素の特異性の高さは共存系の分析に適しており,操作手順が簡略化できること,③これらの特徴はそのまま検査の自動化の条件を満たすこと,などの理由で,臨床化学分析の主流となりつつある.更に,試薬としての各種酵素標品の製造における日本の微生物界の貢献は目覚ましく,いろいろの性質を異にする酵素の供給がなされるようになっていることが,世界でも類を見ないほどの酵素的測定法の普及となったものと思われる.本稿では,いまだ日常検査として取り入れられてはいないが,酵素的測定法として実用性があると考えられる項目で,その測定原理の応用性が広いと思われるものについて,比較的新しい報告を中心に測定法をまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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