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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻12号

1978年11月発行

文献概要

技術解説

心刺激伝導系検索の病理標本作製

著者: 齊藤脩1 佐久間由子2 鈴木節子2 砂田美津子2

所属機関: 1順天堂大学附属順天堂医院中央検査室病理,病理学教室 2順天堂大学附属順天堂医院中央検査室病理

ページ範囲:P.1383 - P.1392

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 臨床心電図学的所見と病理学的所見を対応せしめようとする諸家の努力は1950年代より重ねられて,ばくだいな時間と労力を費やしながらも,両者の照応は必ずしも容易ではない.
 臨床的にはECG-monitoring,His束心電図の登場発展があり,ますます精緻を極めている.一方,病理組織学的な刺激伝導系検索方法には見るべき進歩はない.1例の伝導系標本の製作に1人の技師が専念しても6週から2か月の長時日を要する(Lev et al.)ことはLev,Hudson,Jamesらの方法が発表された時代から何らの本質的改革はない.そのためルーチンの病理検査から外れた特殊専門領域とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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