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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻12号

1978年11月発行

文献概要

技術解説

心音図検査

著者: 中村芳郎1 服部成彦1

所属機関: 1慶応義塾大学・内科

ページ範囲:P.1393 - P.1401

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 心疾患の診断に聴診法は不可欠であり,古くより行われていたが,1894年にEinthovenが心音計を開発して以後,心臓の聴診法,診断技術はなお一層の発展を遂げた.心音図法(phonocardio-graphy)とは聴診所見を客観的に記録,図式表示したものである.現在では,心電図,心尖拍動図,頸動・静脈波などとの同時記録により,心音・心雑音と心動態とを結びつけ,心疾患の診断,重症度,手術法などの決定に広く応用され,心臓病学の基礎となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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