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研究
Cellogel膜を用いたImmunofixation電気泳動法—Mタンパク同定への応用を中心として
著者: 堀井康司1 菅野剛史1
所属機関: 1慶応義塾大学病院中検臨床化学
ページ範囲:P.1455 - P.1458
文献購入ページに移動当初,IFEは主としてアガロースゲル,デンプンゲルを用い,各種タンパクの遺伝型決定に用いられてきた1,2).その後,この方法はRitchieら3,4)及びCawleyら5)により血清中,尿中,及び髄液中のMタンパク(単一クローン性グロブリン)のタイプ,クラスの同定にも応用され,特に近接した易動度を持つ複数のMタンパクの同定,IgM型Mタンパクの直接同定など,拡散を行った後に同定を行う免疫電気泳動法よりも優れていることが報告されている.
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