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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻12号

1978年11月発行

文献概要

研究

Cellogel膜を用いたImmunofixation電気泳動法—Mタンパク同定への応用を中心として

著者: 堀井康司1 菅野剛史1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中検臨床化学

ページ範囲:P.1455 - P.1458

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 Alperら1)によって始められたImmunofixation電気泳動法(IFE)はタンパクを電気泳動後,直接抗体と反応させて検出同定する方法である.
 当初,IFEは主としてアガロースゲル,デンプンゲルを用い,各種タンパクの遺伝型決定に用いられてきた1,2).その後,この方法はRitchieら3,4)及びCawleyら5)により血清中,尿中,及び髄液中のMタンパク(単一クローン性グロブリン)のタイプ,クラスの同定にも応用され,特に近接した易動度を持つ複数のMタンパクの同定,IgM型Mタンパクの直接同定など,拡散を行った後に同定を行う免疫電気泳動法よりも優れていることが報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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