icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻13号

1978年12月発行

文献概要

Ex Laboratorio Clinico・24

北里柴三郎博士とペスト菌発見

著者: 藤野恒三郎12

所属機関: 1大阪大学 2神戸学院大学薬学部

ページ範囲:P.1546 - P.1550

文献購入ページに移動
 北里柴三郎博士をペスト菌発見者と言うべきか?そう言ったら誤りなのか?この質問に答えるためにこの小文を草して,筆者の長い年月をかけて集めた資料による結論を紹介する.
 1894年(明治27年),香港でペスト流行の際北里博士とスイス人エルザン(A.E.J.Yersin, 1863〜1943)は,ほぼ同時に独立的にペスト菌を分離証明した.ペスト菌発見者としてこの二人を並べて書くべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?