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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻13号

1978年12月発行

文献概要

研究

血清中に共存するHBs抗原・抗体のサブタイプ特異性について

著者: 兼子澄子1 若林郁子1 伊瀬郁1 内藤成子1 金子スミ枝1 千葉めぐみ1 瀬戸幸子1 塚田理康1 真弓忠2

所属機関: 1虎の門病院血清検査室 2自治医科大学予防生態

ページ範囲:P.1565 - P.1567

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はじめに
 当検査室ではHBs抗原及びHBs抗体の検出は,Es法(Electrosyneresis),RPHA法(Reversed passive hemagglutination),PHA法(Passive hemagglutina-tion),RIA法(Radioimmunoassay)を用いて行っている.日常検査を進めていくなかで,我々は同一血清中にHBs抗原とHBs抗体が共存する例を見いだした1)
 更に,1976年10月,11月の2か月間に当院においてHBs検査を行った1,280例のうち,HBs抗原陽性例168例(adr型118例,adw型22例,ayr型なし,ayw型なし,同定不能22例)であり,同一血清中にHBs抗原とHBs抗体が検出されたのは27例であった.これらの27例中,HBs抗原とHBs抗体のサブタイプが判明した13例について検討して興味ある成績を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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