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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻2号

1978年02月発行

文献概要

総説

造血と微量元素

著者: 三木昌宏1 内野治人1

所属機関: 1京都大学第1内科

ページ範囲:P.149 - P.155

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 微量元素の多くは,その作用や機能が解明されない点が多かったが,最近になって種々の分析方法の進歩とともに,栄養学上や臨床医学の立場より,微量元素と疾病の関連が明らかにされつつある1〜3).また産業衛生や環境問題としての微量元素が注目を集めており,この方面での新しい分野が開かれようとしている.
 現在までに必須微量元素として知られているものでは,鉄,ヨード,銅,亜鉛,マンガン,コバルト,モリブデン,セレン,クロム,スズなどがあり,必要なものと考えられるものでは,上記のものに加えてニッケル,フッ素,臭素,砒素,バナジウム,カドミウム,バリウム,ストロンチウムなどがあげられる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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