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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻2号

1978年02月発行

文献概要

新しいキットの紹介

ヒト胎盤由来の活性化部分トロンボプラスチン時間測定試薬の検討

著者: 相馬正幸1 岡村憲昭1 中嶋豊子1 水田亘1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院臨床病理科

ページ範囲:P.197 - P.200

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はじめに
 血液凝固検査の中で活性化部分トロンボプラスチン時間(以下APTTとする)測定は,特異性が優れているため内因系凝固機序異常の検索のスクリーニング検査として,全血凝固時間測定,Ca再加凝固時間測定,部分トロンボプラスチン時間測定に代わり実施されることが多くなってきている.また,それに使用される血小板因子代用物質としては動物由来・ヒト由来のものなどが開発され,接触因子活性化物質も不溶性のカオリンをはじめエラジン酸の誘導体など各種のもの1)が用いられている.
 我々はこのたび,ヒト胎盤由来の血小板因子製剤を用い,カオリンにより接触活性を促して測定を行うAPTT測定試薬・パトロンチン(ヘキスト社製)について若干の検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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