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研究
血液成分の生理的変動第1報—好酸球及び白血球の10年間の追跡観察
著者: 柳田美子1 北川富雄1 千葉裕典1 山本和子1 塩原正一1 今堀彰1
所属機関: 1順天堂大学公衆衛生
ページ範囲:P.535 - P.538
文献購入ページに移動血液検査は臨床検査として古くからなじみの深いものである.現在では集団を対象とした健康診断においても広く実施されるようになってきた.各種血液検査測定値は健常時においても種々の要因により変動するので,集団検診における血液検査結果の評価に際しては集団の正常値の分布を把握しておくとともに,個人の変動幅についても十分認識しておくことが望ましい.著者らは被検者個々について長年月にわたり血圧,血液検査,尿検査などを行いその変動を観察した.本報は副腎皮質機能と関係が深いと言われている1)好酸球を中心に総白血球数(以後,白血球)と併せて検討を行った.
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