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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻5号

1978年05月発行

文献概要

編集者への手紙

パパニコロウ染色における赤血球の染色性について/安松氏の"手紙"に対する意見

著者: 安松弘光1 山田喬2

所属機関: 1東洋工業附属病院臨床病理 2獨協医科大学・病理

ページ範囲:P.542 - P.543

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 パパニコロウ染色(以下Pap染色)において,赤血球がしばしば緑色に染まることを経験するが,その原因についてはまだ十分解明されていないようである.
 Pap染色の原法では,核染色のためにハリスのヘマトキシリンが退行性染色として使用されているため,塩酸水による分別操作が必要である.しかし,我々が用いているPap染色法では,通常マイヤーのヘマトキシリンが使用されているので,分別操作を必要としない.そして,この方法を用いる限りは赤血球が緑色に染色される現象はほとんど見られないことに気が付いた.そこで我々はPap染色における赤血球の緑色染色の傾向は分別操作に使用される塩酸水に関係があるのではないかと考え,検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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