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Latex凝集反応によるCRP検出法の検討
著者: 松田重三1
所属機関: 1帝京大学第1内科
ページ範囲:P.669 - P.672
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いわゆる急性相反応物質の一種であるC反応性タンパク(C-reactive protein,以下CRPと略す)の検索は,非特異的な病的タンパクとはいえ,その疾患が炎症性のものであるか否かの判定,あるいはその重症度や予後判定など,臨床的に有用であることは広く認められている1,2).
さて日常臨床検査において,CRPは主として毛細管法により検索されている.しかし,本法はその結果を得るまでには,少なくとも2時間以上,通常は18時間以上を要し,緊急検査法としては必ずしも有用ではなかった.
いわゆる急性相反応物質の一種であるC反応性タンパク(C-reactive protein,以下CRPと略す)の検索は,非特異的な病的タンパクとはいえ,その疾患が炎症性のものであるか否かの判定,あるいはその重症度や予後判定など,臨床的に有用であることは広く認められている1,2).
さて日常臨床検査において,CRPは主として毛細管法により検索されている.しかし,本法はその結果を得るまでには,少なくとも2時間以上,通常は18時間以上を要し,緊急検査法としては必ずしも有用ではなかった.
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