文献詳細
文献概要
付
アメリカの検査センター見聞記
著者: 田中聖英1
所属機関: 1江東微生物研究所
ページ範囲:P.761 - P.763
文献購入ページに移動 昨年(1977年)8月会社側の好意により家族でアメリカ,カナダを旅行した.私自身いったいアメリカの検査センターは大中小の規模なりにどんな姿勢で,またどんなシステムで運営されているのだろうかと興味を持っていたので,せっかくアメリカまで行くことになったこの機会に,典型的なセンターを幾つか見学してこようと企画した,今まで多くの先生方が大学病院,大病院の中検を中心に見学されいろいろ報告されてきているが,私は一民間検査センターの企業人としての立場から,民間検査センターの現状を紹介してみたいと思う.
アメリカにはいわゆる登録検査施設はおよそ5,000はあると言われている.登録(license)も市,州,特殊協会(全国的)と段階がある.いずれにしてもM.D.(病理学者)がいなければオープンできないのは日本と同じようである.さてアメリカには大手の検査センターとしてはBio Scienceチェーン,Damonチェーン,Roscheチェーンなどがあり,これらはそれぞれ独立したラボ形体で,資本系列がチェーンになっているセンターである.また別のセントラル方式としてMetpathがある.今回はチェーン方式として代表的なDamon Lab.の一つであるシカゴ市内にあるMason-Barron Lab.と,セントラル方式の前記Metpath Lab.を中心に紹介してみたい.
アメリカにはいわゆる登録検査施設はおよそ5,000はあると言われている.登録(license)も市,州,特殊協会(全国的)と段階がある.いずれにしてもM.D.(病理学者)がいなければオープンできないのは日本と同じようである.さてアメリカには大手の検査センターとしてはBio Scienceチェーン,Damonチェーン,Roscheチェーンなどがあり,これらはそれぞれ独立したラボ形体で,資本系列がチェーンになっているセンターである.また別のセントラル方式としてMetpathがある.今回はチェーン方式として代表的なDamon Lab.の一つであるシカゴ市内にあるMason-Barron Lab.と,セントラル方式の前記Metpath Lab.を中心に紹介してみたい.
掲載誌情報