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研究
日常細菌検査におけるグラム陰性桿菌の同定に関する考察
著者: 池戸正成1 石塚巌1 上田貞善1 青山巌2 賀屋秀男3 宮崎真知子3 佐野和三3 奥山清子4 土屋俊夫5 寺島英一5 岡部洋太郎5
所属機関: 1栄研環境科学研究所 2済生会宇都宮病院検査室 3日大駿河台病院検査室 4日大板橋病院検査室 5日本大学臨床病理
ページ範囲:P.777 - P.780
文献購入ページに移動検査室において臨床細菌検査が他の検査部門と異なる点は,それが患者材料そのものの分析でなく,その中に存在する起因菌を証明することである.
周知のごとく近年感染症の変貌が著しく,菌対宿主の関係は複雑になり,同定検査の重要性が増大していることは事実である.一方,繁忙な検査室では限られた人員で多数の検体を処理し,分離菌について詳細な同定検査を行うことは困難な状況にあり,検査の簡易化,検査時間の短縮,精度の向上を望んでいるのが一般の実態である.
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