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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻7号

1978年07月発行

文献概要

Laboratory Instrumentation

ガスクロマトグラフィー

著者: 板屋宗明1

所属機関: 1㈱島津製作所科学第2工場

ページ範囲:P.792 - P.795

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 ガスクロマトグラフィー(GC)は非常に優れた分離分析手法であること,数多くの特徴ある高感度検出法があることなどによって,現在では最も重要な分析手法の一つとして多方面にわたって利用されており,医学,薬学,生化学の分野でもなくてはならない機器分析法の一つとなっている.
 ところで,生体物質を直接そのままガスクロマトグラフに導入することは分析の精度上,機器の保守上よくない場合が多く,抽出やカラムクロマトなどによるクリーンアップ,測定成分の誘導体化などいわゆる試料の前処理が必要で,それがまた一般に複雑である場合が多く,操作の簡便さを要求される臨床検査には,現在はまだ使われることは少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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