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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻1号

1979年01月発行

文献概要

研究

セルロースアセテート膜電気泳動による血清蛋白分画法の誤差要因

著者: 青木久子1 青木哲雄1

所属機関: 1常滑市民病院中央検査科

ページ範囲:P.71 - P.74

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はじめに
 セルロースアセテート膜電気泳動(以下,セ・ア膜電気泳動)による血清蛋白分画は,血清蛋白の質的あるいは量的な異常を知ることができるため,多くの施設ではルーチン検査として実施されている.操作法は,電気泳動学会が定めたセ・ア膜電気泳動法による血清蛋白分画定量法の標準操作法に準じて実施する施設が多いため,比較的統一されている.しかし,セ・ア膜は数社から発売されており,その膜構造,極性が異なるため血清塗布原点が違うなどの特徴があり1),精度調査のバラツキが大きいため,その原因を追求した研究報告も多い2〜7).我々は高い精密度を得るために,3種類のセ・ア膜を用いてバラツキの原因を追求する検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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