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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻1号

1979年01月発行

研究

尿中LDH総活性及びそのアイソザイム分画について—基礎的検討と正常値

著者: 蓮沼紀子1 佐野紀代子1 保崎清人1

所属機関: 1東京医科歯科大学病院検査部生化学

ページ範囲:P.75 - P.78

文献概要

緒言
尿中酵素の一つに乳酸脱水素酵素(Lactic Dehydro-genase,E.C1.1.1.27;以下LDH)が挙げられる.LDHは肝臓及び心臓に次いで腎組織中に多く含まれていることから,主に腎臓より排泄されている尿中LDHを測定することは,腎疾患の診断ならびに予後の判定に役立つ可能性が考えられる.
既に尿中LDH総活性は腎臓及び膀胱に悪性腫瘍がある場合に高値になるとの報告がなされており1),また総活性のみでなく尿中LDHアイソザイムパターンから腎臓感染あるいは膀胱感染かを区別しうるとの報告もある2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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