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今月の主題 生理検査・2 技術解説
生体機能計測上の工夫—トランスジューサーを主体に
著者: 戸川達男1
所属機関: 1東京医科歯科大学医用器材研究所
ページ範囲:P.987 - P.995
文献購入ページに移動 生体機能計測において,電子計測が多く利用されるようになってきている.電子計測とは,対象とする物理量・化学量などを電気信号に変換して,表示,記録,伝送あるいはコンピューター処理を行う技術である.電子計測のためには,対象とする量を電気信号に変換する機構が必要であり,その装置をトランスジューサーと呼ぶ.
トランスジューサーには,対象量の種類により,また入力量の大きさにより多くの種類があり,またその評価も精度,応答速度,大きさ,重量,消費電力などいろいろな面から考えていかなければならない.しかし本稿では特に,"計測のために生体からトランスジューサーに移動するエネルギーあるいは物質の量"という観点から,種々のトランスジューサーについて考えてみたい.
トランスジューサーには,対象量の種類により,また入力量の大きさにより多くの種類があり,またその評価も精度,応答速度,大きさ,重量,消費電力などいろいろな面から考えていかなければならない.しかし本稿では特に,"計測のために生体からトランスジューサーに移動するエネルギーあるいは物質の量"という観点から,種々のトランスジューサーについて考えてみたい.
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