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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻10号

1979年10月発行

文献概要

今月の主題 生理検査・2 総説

生体電位記録の基準電極点の問題

著者: 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院生理学科

ページ範囲:P.1013 - P.1021

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 心電図や脳波などの生体電気現象の電位やその分布を正確に測定するためには,単極誘導(mono-polar derivation)が基本となる.この場合単極誘導の基準となる電極(electrode)をどこに置くかは,生体電気現象の記録精度に直接影響する大きな問題である.ここでは生体を一つの容積導体と考え,その中の発電体によって生ずる電位及び電位勾配を考察することによって,心電図と脳波の単極誘導における基準電極点のあり方とその問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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