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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻10号

1979年10月発行

文献概要

研究

角度可変型小型探触子によるUCG検査について

著者: 池水一則1 宮園輝美1 松崎馨2 阿久根盛喜2 中村一彦3 宮原健吉3 河西千広4

所属機関: 1高岡病院心機能検査室 2中木原病院検査部 3鹿児島大学第2内科 4アロカ株式会社

ページ範囲:P.1053 - P.1055

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はじめに
 被検者になんら苦痛を与えることなく,容易に行える心エコー図検査法(Ultrasound cardiography,以下UCG)の発展,普及は目をみはるものがあり,循環器領域の検査には欠くべからざるものである.しかし心電図検査法や,心音図検査法と違い,ビーム方向によって様々なパターンが出現し,しばしば混乱を招くことが多い.最近は超音波心臓断層法(Ultrasound cardiotomo-graphy,以下UCT)の普及によりビーム方向の同一性については解決されつつあるが,装置の大型化と併せて高価であるため機動性を欠き,それらの意味でUCTのルーチン化は現時点で問題が残ると思われる.
 そこで我々は同一被検者に対する同一方向のUCG像を連続的にかつ,正確に得るために胸壁に装着可能な小型探触子を,アロカ株式会社の協力を得て試作した.そして若干の臨床例に使用し,その長所,短所について考察を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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