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研究
H2O2電極によるコレステロールの酵素的自動分析法
著者: 中根清司1 高阪彰1
所属機関: 1名古屋大学病院検査部
ページ範囲:P.1061 - P.1065
文献購入ページに移動緒言
コレステロールオキシダーゼ(ChOD)とコレステロールエステラーゼ(ChOE)を用いたコレステロールの酵素的測定法は簡便,特異性,温和な条件で測定できるため日常検査法として飛躍的な発展を遂げた.
コレステロールの酵素的測定法にはペルオキシダーゼ(POD)による比色法1〜5),カタラーゼ(CAT)による比色法6),そしてクラーク電極法7〜12)に大別できるが,これらの方法すべてが完壁な測定法とは言い難い.例えば,PODによる比色法は還元性物質の影響が大きい,CATによる比色法は反応時間が長過ぎることや検体盲検を必要とするなど,更に,比色法でビリルビンの影響もしばしば問題になる.クラーク電極法の報告は最近多くなってきたが,ほとんどの報告が酸素消費電極(溶存酸素電極)による測定法である.
コレステロールオキシダーゼ(ChOD)とコレステロールエステラーゼ(ChOE)を用いたコレステロールの酵素的測定法は簡便,特異性,温和な条件で測定できるため日常検査法として飛躍的な発展を遂げた.
コレステロールの酵素的測定法にはペルオキシダーゼ(POD)による比色法1〜5),カタラーゼ(CAT)による比色法6),そしてクラーク電極法7〜12)に大別できるが,これらの方法すべてが完壁な測定法とは言い難い.例えば,PODによる比色法は還元性物質の影響が大きい,CATによる比色法は反応時間が長過ぎることや検体盲検を必要とするなど,更に,比色法でビリルビンの影響もしばしば問題になる.クラーク電極法の報告は最近多くなってきたが,ほとんどの報告が酸素消費電極(溶存酸素電極)による測定法である.
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