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デキストラン硫酸—Mg法によるHDL-コレステロール測定法とその臨床的意義
著者: 八島弘昌1 末田美歩1 檜脇千里1
所属機関: 1広島県立広島病院第二研究検査科
ページ範囲:P.1067 - P.1070
文献購入ページに移動高比重リポ蛋白コレステロール(High density lipoprotein cholesterol,すなわちHDL-コレステロール)が,1976年Framinghamの疫学的研究1)により動脈硬化症,特に冠状動脈硬化症において強力な危険予防因子(Negative risk factor)であることが判明して以来,にわかに注目されるようになった.
HDL-コレステロールはコレステロール代謝のうえで極めて重要な役割を演じており,他のリポ蛋白や細胞膜との間でコレステロール(遊離型)の交換を行い,HDLに結合しているLCATの作用によりエステル型となって,コレステロールの吸収体としての作用を有すると言われる.
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