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特集 免疫学的検査の進歩 Ⅰ.免疫不全 補体
補体
著者: 稲井真弥1 安田玲子2
所属機関: 1大阪医科大学・病態検査 2石津製薬研究所
ページ範囲:P.1137 - P.1144
文献購入ページに移動補体はclassical pathway (CP)とalternative path-way (AP)の二つの経路によつて活性化され,種々の生物活性を表すようになる.CPは主として抗原抗体複合物によって補体が活性化されるときの経路で,各成分はC1,C4,C2,C3,C5〜C9の順序で反応する.APはザイモザン,イヌリンなどが補体を活性化する経路で,B,D,プロパージン,C3及びC3bがβ1Hグロブリン及びC3b inactivatorのコントロールを受けて活性化する物質上にC 3bBbを形成し,C3,C5更にC6〜C9までを活性化する.
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