文献詳細
特集 免疫学的検査の進歩
Ⅰ.免疫不全 好中球
文献概要
好中球が細胞内に取り込んだ細菌を殺菌することは既に古くから知られていた現象であり,生体の感染防御に重要な役割を果たしている.
先天的に好中球の殺菌能が障害されている疾患として慢性肉芽腫症が見いだされて以来,ここ十年余の間に好中球殺菌能の機序,殊にその生化学的メカニズムに関する多くの知見が集積されてきた.これに伴い,好中球殺菌能を種々の生化学的パラメーター(例えばO2−やH2O2の産生,化学発光など)を指標として測定する方法が報告されている.
先天的に好中球の殺菌能が障害されている疾患として慢性肉芽腫症が見いだされて以来,ここ十年余の間に好中球殺菌能の機序,殊にその生化学的メカニズムに関する多くの知見が集積されてきた.これに伴い,好中球殺菌能を種々の生化学的パラメーター(例えばO2−やH2O2の産生,化学発光など)を指標として測定する方法が報告されている.
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